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mitsuhik
株奮闘記と日々の出来事。
拒否
時々患者さんのなかで初回質問に対し全てを断る方がいる。もちろん、権利としてそれも可能で、無理強いすることはできない。プライバシーのこともあるだろう、薬局に何ができきるのだという批判もあるだろう、医師が処方する薬だから安全に決まっているという考え方もあるだろう、そうした意見を変えてもらえるほど本当に強い理念を現状では自分が持ち合わせてはいなかった。ただ、ひとつ言えることは患者さんに万が一の出来事が起こってほしくないことだけである。その意味において、ただ単純に拒否を受け入れるだけでよかったのかわるかったのか自問自答を繰り返すばかりであった。

これとは別の件であるが、先日TS−1を処方されていた患者さんに今日フルツロンが処方された。患者さんに話を伺うと、TS−1は服用すると吐き気が強いため自己判断で2日前から中止していたという。医師はガン再発のおそれもあるため処方を変更し服用するように言われたとのことだった。しかし、TS−1とフルツロンとは併用禁忌であり、TS−1服用後は最低1週間は休薬しなければならない。。。疑義照会するとフルツロン服用開始日を2週間遅らせるようにとの指示をいただいた。もしも、なにごともなく、服用してもなんら問題がなければよいのだが、逆に何かあったならばと考えると、ホッとするとともに、少しでも患者さんのためお役に立てたのではないかと思う。まだ起こっていない出来事だけにどう考えるかはいろいろな意見があると思う。ただ、患者さんとの話の中で未然に副作用を避けられるのであれば避ける、それこそが職能ではないかとも思う。

慌しい毎日の中で、こうした出来事を対処していると自分がなすべきことについて考えさせられる。ただ、後述の患者さんは、かなりの時間お待たせしたのにも関わらず、最後に「ありがとう。」と声をかけてくれた。何よりもうれしく、充実した気持ちになれた。


■ この記事に対するコメント

薬局の仕事をしていて、私も「ありがとう」と、患者さんから、言われるとすごくうれしいですね。忙しい、日常業務の中で、十分な患者サービスが、できているのか?考えなければいけない問題点もたくさんあるなか、患者さんからの「ありがとう」という言葉に、もう少し「がんばろう」かな?と助けられている自分がいます。
【2007/04/29 21:49】 URL | kozu #- [ + 編集 +]

ポンペの言葉
ある大学の碑にこんな言葉が刻まれています。
「医師は自らの天職をよく承知していなければならぬ。ひとたびこの職務を選んだ以上、もはや医師は自分自身のものではなく、病める人のものである。もしそれを好まぬなら、他の職業を選ぶがよい」
医師という大変な職務は、薬剤師とはとてつもなく違う職務ではありますが、自分も医療に片足を突っ込んでいる者として共感できます。現代に直接当てはめることは難しいかもしれませんが。。。
kozu先生は問題意識を明確に持ち、周囲への心遣いが細やかで素敵だなって思っています。これから重責を担っていく上では、さらに辛い出来事も多々あると思います。そんな時、感謝されるのはなぜか?誰のために仕事をし、なにをなすべきなのか?を考えると逆に救われるのではないでしょうか。
エラソーなことを言ってしまいましたが、これからもお互い切磋琢磨しがんばりましょう。
【2007/04/29 22:58】 URL | mitsuhik #- [ + 編集 +]


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